東京競馬場内に両替所があった
推理小説家の西村京太郎さんは、かつて競馬場で警備員のアルバイトをしたことがあった。
新評社の新評12月号(1976年)に掲載されている競馬ロマンエッセイ、東京競馬場の思い出にそのことが書かれている。
昭和38年に1年間だけ東京競馬場の警備員のアルバイトをしたことがあり日当は500円。
当時は、門を入ってすぐのところにプレハブ造りの両替所があった。
そこで金の番をするのが西村さんの仕事。
現在だと、馬券は自動販売機で買えば1000円で100円や200円の馬券を買う場合お釣りをでてくるが、この頃の競馬場は馬券購入は口頭で窓口で買うためそんなことをしたら大混乱するためお釣りはもらうことができなかった。
そのためファンはお札を100円玉に替えておく必要があったため競馬場内に両替所があった。