椎名記者の「種牡馬の適性をつかめ!HOTな種牡馬を狙い撃ち」

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椎名記者の「種牡馬の適性をつかめ!HOTな種牡馬を狙い撃ち」 

2017年2月19日(日)BSイレブン競馬中継で、
予想をするときに種牡馬をチェックして、その種牡馬をどこで狙えばいいのか?万馬券クリエイター椎名竜大記者が解説されていました。

 

まずは、2016年どの種牡馬が一番活躍したのかを見ていきます。

 

2016年度 サイアーランキング

 

          (勝利数)(重賞勝利数)(収得賞金)
1位 ディープインパクト 230 38 73億7,053万円
2位 キングカメハメハ  187  9 42億4,773万円
3位 ダイワメジャー   147  5 27億7,911万円
4位 ハーツクライ    108  7 25億5,502万円
5位 ステイゴールド   115  8 25億4,108万円

 

ディープインパクトが圧倒的に強いことが分かるのですが、特に強い条件は芝です。

 

ディープインパクト産駒が得意な条件

 

東京・芝 勝率14.9%

京都・芝 勝率15.5%

阪神・芝(外) 勝率15.5%

札幌・芝 勝率18.4%

 

瞬発力を活かせる切れ味鋭い馬が多いので、特に直線の長い東京や京都、阪神の外回りなど直線の十分あるコースだと例え後ろにいても届く。去年のダービーも1・2・3着すべてディープインパクト産駒。

 

ディープインパクト産駒が苦手な条件

 

函館・芝 勝率7.9%

福島・芝 勝率9.9%

ダート 勝率8.3%(芝 勝率13.7%)

 

瞬発力が持ち味の血統ですので、直線が短いコースはあまり得意ではない。函館とか福島、ダートは走るディープインパクト産駒自体は少ないが、芝と比べるとちょっと勝率は落ちる。

 

ただし、ローカルコースでも札幌芝だけは成績がいい。コーナーが緩く追い上げやすい、3コーナー過ぎからまくっていきやすい、急加速は必要なく長い直線に近い感じなので向いている。

 

しかし、ディープインパクト産駒が走ることはみんな分かっているので、馬券的にはディープインパクト産駒から狙っても妙味がない。

 

ディープインパクト産駒が走るのは分かっていつつも違う馬から狙ってみる。

 

 

今狙えるHOTな種牡馬

 

椎名記者から今狙えるHOTな種牡馬を紹介いただきました。

 

ルーラーシップ

 

去年の2歳が新種牡馬(現3歳)の初年度産駒。まだ若い種牡馬なのですが、既に初年度産駒の新種牡馬ランキング1位、血統的にも父キングカメハメハ、母エアグルーヴの名牝。日本を代表する血統であり、晩年は出遅れ癖があり日本のGTを勝てなかったが、クイーンエリザベスU世Cなど重賞を5勝している。

 

ルーラーシップ産駒はダートで狙え

 

既に芝で活躍馬は出ていますが、現役時代も芝で活躍。芝で狙ってもおいしくない。実は父キングカメハメハは馬場を問わないのが強み。

 

▼ルーラーシップ産駒成績
芝17勝 勝率9.5% 単勝回収率50%
ダート8勝 勝率15.4% 単勝回収率155%

 

芝も走るけれどダートも走るのがルーラーシップにも受け継がれている。ルーラーシップの現役時代からダートで走るイメージがない分、回収率が上がっている。

 

ルーラーシップはいずれ種牡馬ランキング上位に入ってくるので、妙味がある気づかれない今のうちに先物買い!

 

 

 

 

ドリームジャーニー

 

現役時代は、中山でGT2勝、宝塚記念、朝日杯FS、有馬記念ではブエナビスタに勝っているなど重賞7勝している。小回りコースが得意だった馬。コーナーで加速できる種牡馬。お父さんのステイゴールドの子供たちは傾向があり、ゴールドシップやオルフェーヴルも出ているなど小回りに強い馬が多かった。

 

ドリームジャーニー産駒は中山芝で狙え

 

これは、ステイゴールドからドリームジャーニー、そしてその子供たちへとみんな中山芝が得意。

 

 

▼中山芝の産駒成績

 

ドリームジャーニー 勝率21.4% 複勝率47.6% 単勝回収率131% 複勝回収率113%
ディープインパクト 勝率13.9% 複勝率33.3% 単勝回収率77% 複勝回収率74%
キングカメハメハ  勝率10.5% 複勝率29.4% 単勝回収率66% 複勝回収率81%

 

中山芝での成績は、ディープインパクトがあまり得意ではないとはいっても勝率13.9%もある、これでも凄いのだが、その中でも勝率21.4%は驚異的で単勝回収率も高い。ドリームジャーニー産駒のミライヘノツバサも中山コースは非常に強く(中山のみ4.1.2.1)、AJCCでも3着に入った。

 

ドリームジャーニーもそうだが、ステイゴールド系ができつつある。今年はオルフェーヴルの産駒も出る、いずれゴールドシップの子供も出てくるので、おそらく中山は良いと予想される。人気になる前に早めに買っておく。

 

 

 

サウルヴィグラス

 

現役時代短距離ダートで活躍した馬。子供たちも総じてダートのスピードタイプが多い。

 

サウスヴィグラス産駒は阪神ダートで狙え

 

中山も走るのだが、阪神が特に成績が良く馬券的な妙味がある。

 

▼阪神ダート 単勝回収率

 

248%
(中山ダートは105%)

 

<距離別成績>
1200m 回収率239%
1400m 回収率338%
1800m 回収率95%
2000m 回収率0%

 

単勝回収率248%なので、単純に買った額の倍以上になる。すべてのサウスヴィグラス産駒を買ったらこの成績なので、100万円かったら248万円になる。買えば買うほど儲かる。オープンだろうが条件戦だろうが、この成績なので要は穴が走る。人気が無くノーマークでも馬柱にサウスヴィグラスがあったら、無条件で買ったほうがいい。

 

サウスヴィグラス産駒は、ダート短距離で走ることはよく知られているが、阪神ダートに絞ると上記のような回収率を残せる。10年以上この成績。

  

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